あなたは奴隷を知っているだろうか? もちろん、知識として知っているだろうし、もしかしたら今現在、所有していると言うかもしれない。しかし、所有といっても所詮、それはM奴隷などと言われる趣味のものや、奴隷のようにこき使える知り合いといった所だろう。
この現代に、私達が持てる奴隷などおらず、それは空想の産物でしかない。
果たして本当にそうだろうか?
実は、奴隷制は、一般人の知らぬ所で脈々と受け継がれ、また今も繁殖していっているのだ。
今日は、自分が奴隷だと知らずに育った、1人の少女の話をしよう。
「お父さん、お母さん、おはようございます。天気が凄く良くって外の桜も、とっても綺麗よ! 今日は一年生を迎える会があるんだけど、こんなイイ朝だから、きっとイイ日になるわね!」
身支度を整えた香奈が、朝食を取りに元気よくダイニングへと入ってくる。
「香奈ちゃん、おはよう。確かにイイ朝だね」
しかし、その日、香奈の挨拶に答えたのは両親ではなく、見知らぬ男だった。
「……お、おはようございます。あの、あなた達は誰、ですか?」
いつも通りに朝の支度をするけれど挨拶を返さない両親と、見たことの無い2人の男を香奈は不安そうに見比べる。
「おはよう、ちゃんと挨拶して偉いね。俺は鈴木、彼は田中だよ」
鈴木と名乗った男が香奈に近寄り、綺麗に整えられた腰までの黒髪を梳きあげ香りを楽しむように口元へ持っていった。
「ちょっと、やめて下さい……」
突然の鈴木の行動に驚き、香奈が身を捩る。
「香奈。おとなしく、彼らに従いなさい」
父が静かに、しかし絶対の言葉の重さで香奈の言動を諌めた。
「この人達は、何なんですか?」
父に言われ鈴木の行動を拒む事を止めた香奈だったが、何故、そうしなければならないのか分からず鈴木と田中に向かってキツイ視線を向ける。
「すいません。まさか、お迎えがこんなに早いと思わなかったので、何の躾もしておりませんで……。香奈、失礼な口を訊いてはいけませんよ。あなたの御主人様になる方々なんですからね」
母は鈴木と田中に深々と頭を下げた後、香奈に優しく諭すように言葉を紡いだ。
「いえいえ、御主人様だなんて……俺らはただの調教師です。俺らももっと開始日が遅くなると思ってたんですがね、初潮前の子供に種付けをしてみたいと申される方が現れまして、急遽、香奈ちゃんに白羽の矢が立ったわけなんです。突然すぎて、お別れの挨拶をする日取りすら作れず申し訳ないと思ってるんですよ。それに容姿は可憐で清楚なお嬢さんに十二分に育ってますから、先方にもきっと気に入っていただけます。それだけでありがたい事ですよ」
田中は両親を丁寧に労い、香奈の健やかな成長を喜んでいる。
「檻の外で子供を育てると表情などが豊かになり、のびのび育つのはイイんですが、使えないクソ生意気なガキや事故や病気で酷い容姿にする里親もいますからね。加藤さんには、また、里親をしていただきたいものです。じゃ、慌しくてすいませんが、香奈ちゃんをこちらに戻していただいて宜しいですか?」
鈴木がニコニコと、まるで貸していた本でも受け取るかのような気軽さで香奈の手を引いた。
「はい、もちろんです。いつ、いかなる時に返却となっても構わないと約束いたしておりましたからね」
父もニコニコと鈴木の言葉に答える。
「今まで、ありがとうございました。これは些少ですがお礼です。もちろん、口座にも約束の金額を振り込んでおりますが、思っていたよりもずっと実物が良かったので色をつけさせてもらいます」
田中が加藤家の食卓にドンと音のしそうな札束を置いた。
「まぁ、こんなに。申し訳ありません。ありがたく受け取らせていただきます」
母が札束を見て、再び深々と頭を下げる。
「お父さん、お母さん、私を売ったの? 酷い! それでも親なの?」
状況が飲み込めず、呆然と成り行きを見守っていた香奈だったが、目の前の札束と家から連れ出される自分の身の上に気付き、両親を睨んだ。
「香奈、人聞きの悪い事を言うな。元々、私達はお前の親じゃないんだからな」
ニコニコと笑っていた顔を一瞬にしてしかめ、父が冷たく言い放つ。
「そうよ、私達が奴隷の親なんて、冗談じゃないわ」
母は冷たく歪んだ顔で香奈を一瞥すると、父とにこやかに視線を交わした。
「香奈ちゃん、君はね。奴隷の子だ。付加価値をつけるために普通よりイイ暮らしをさせてただけで、四つんばいになって日の当たらない場所にいるのが本当の君の姿なんだよ」
鈴木が香奈の肩にポンと手を置き、耳元に柔らかく囁く。
「嘘、そんなの嘘よ! 私が、奴隷だなんて! それに現代に奴隷制なんてあるわけないじゃない!」
香奈は振り返ってキツく鈴木を睨んだが、鈴木は香奈の視線にビクともせず、ニコニコとした微笑を浮かべつづけていた。
「契約書を見る? まぁ、最初は信じられなくても、嫌でも受け入れるものだよ。大丈夫、奴隷って言っても香奈ちゃんがなるのは性奴隷だから、御主人様に気に入ってもらえれば愛人に格上げしてもらえるかもしれないからね」
鈴木に微笑まれ続け、空恐ろしくなった香奈がフッと視線を外した時、田中が目の前に一枚の紙を差し出す。
「そんな、嘘、でしょ……」
香奈の受け取った紙には、人間牝育成委託願とあり、つらつらと並べられた約定の後、下に小さく商品名として香奈と記してあった。
更に香奈の心にこの話が本当である事を決定付ける証拠として、踵に『d』の焼印を処置とも書いてある。
香奈はずっと生まれつきの痣だと思い、親にもそう言われてきていたが、事実彼女の右足の踵には『d』という文字が記されていた。
香奈はその紙を握り締め、黒く大きな瞳から大粒の涙をボロボロとこぼす。
それは彼女の中で信じていた日常の全てが、何とも脆いものだと悟った瞬間だった。
「では、本当にこの辺で。香奈を御主人様にお渡しする前に、幾つか処理もしないといけませんから」
鈴木は泣いている香奈などお構い無しに、手際よく目隠しとギャグを施す。
「戸籍などの処置はこちらで全て行っておきましたから、学校への連絡などもお気になさらず。それでは、失礼します」
田中の挨拶の後、香奈は学校へ向かうはずの身支度のまま二度と戻れぬ我が家……いや、我が家と信じていた場所を後にした。
「香奈ちゃん、いらっしゃい。ココがしばらくの仮住まいだよ。御主人様の所へ行く前に香奈ちゃんにはしてもらわなきゃならない事や、覚えてもらう事が一杯あるから頑張ってね」
香奈が目隠しを外された場所はコンクリートに囲まれた部屋で、明り取りの窓すらない閉ざされた空間だった。所々に吊るされた電球で辺りは明るいが、そこは酷く暗い印象の部屋である。
香奈はパイプ椅子に身を置いていたが、その格好は普段の座り方から比べるとかなり不自然であった。腕は背もたれの後に組まれ、ガムテープでまかれている。足首は椅子のパイプの途中で括られ、本人の意思と関係なくM字開脚を強いられていた。
「ガムテープが気になるかい? 本当は縄とか手錠でもイイんだけど、あんまり変な痕や傷を御主人様に渡す前につけるのは悪いから、少し我慢してね」
ギャグを外された香奈の口から、ドロリと唾液が零れる。
「長い間、嵌めてたから仕方ないね。大丈夫、拭いてあげるよ」
鈴木も田中も、その語りかけ方は酷く優しかった。しかし、その目の中は決して優しく笑ってなどおらず、香奈はギャグを外された後も恐ろしさで叫ぶ事も助けを求める事もせずに、ただ2人を青い顔で見上げる事しか出来ない。
「まず、香奈ちゃんがこれから務める事になる性奴隷がどういう事をするものか分かってもらう為に、今まで香奈ちゃん位の子達がどんな事をしてたかまとめたビデオがあるから、目を逸らさずに見てね」
鈴木が香奈の頭に手を置き、そして、一台の大きな液晶テレビに向かってリモコンを操作した。
「きゃっ!」
テレビの画面の内容に驚き、香奈が目を逸らす。テレビに映し出されたのは、勃起した大きなペニスを懸命にしゃぶる少女の姿で、裸の少女と醜悪な肉の塊に香奈は画面を直視できずに目をつぶった。
「目を逸らしちゃ駄目だよ。今度逸らしたり、目をつぶったら、その度にお洋服を1枚、脱いでもらうからね」
田中が優しく諭すように香奈に言い聞かせると、香奈はこわごわと目を開き画面を再び見つめる。
「返事は、出来ないのかな?」
鈴木が香奈の頭に置いていた手に力を込めた。
「は、はい。ごめんなさい。分かりました!」
香奈は慌てて大声で返事をする。柔らかいが恐ろしい彼らの雰囲気に、香奈はすっかり怯えきっていた。
「香奈ちゃんは、学校で性教育って受けた事ある?」
ピチャピチャとペニスを舐める少女を懸命に見つめている香奈に、田中が尋ねる。
「……あります」
香奈は小さな声で質問に答えた。
「どんな事をしたのかな?」
「ビデオを……見ました。内容は、女の子は……生理が始まって、男の子は、精……通があったりして、段々、大人になって……赤ちゃんを作れるようになるって話でした」
問い掛けに香奈は少し顔を赤らめ、つまりながらもしっかりと答える。
「赤ちゃんの作り方は知ってる?」
「……せ、セックスすると出来るって言ってました」
香奈はセックスという言葉を小さく口にした。
「セックスって何をどうするか分かる?」
香奈の恥らった言葉を気にするでもなく、田中と鈴木の質問はドンドンと進む。
「男の人の……オチ、ンチンを……女の人の……膣に入れるって言ってました」
「偉いね。ちゃんと香奈ちゃんはビデオの内容を覚えてるんだね。今ね、このビデオでやってるのもセックスなんだよ」
田中がにこやかに画面を指差した。
「え?」
香奈は言葉の意味が理解できず、田中と、ペニスをしゃぶり続ける画面を交互に見つめる。
「ビックリするのも無理ないけど、セックスには色んな形があるんだ。香奈ちゃんはね、こういう事をするために生まれてきたんだよ」
言い含めるように優しく、鈴木が香奈の髪を撫でる。
「そう、香奈ちゃんは、赤ちゃんを作る為じゃなくて、御主人様に気持ちよくなってもらうために、ここ、オマンコを持ってるんだ」
M字に開かれたせいで、スカートに隠される事なく晒されているパンツの股間の布地を田中が指でなぞった。
「まぁ、今回は香奈ちゃんを買う御主人様が、香奈ちゃんに赤ちゃんを産んで欲しいって言ってるから、気持ちよくなってもらうためだけのオマンコじゃないけどね」
鈴木が香奈の髪を撫でながら、画面を見るようにと、香奈の頭を強い力で固定する。
「……あの、すいません……オマンコって、何ですか?」
聞きなれない言葉をおずおずと香奈が尋ねた。
「そうか。香奈ちゃんには、まだ、ちゃんとココの名前を教えてないから分からないよね。ちょっと、お勉強しようか」
田中がちょうど画面に大写しになっていた、少女が自ら割り開いたオマンコでビデオを一次停止する。
「そうだね。さっき、香奈ちゃんはセックスの話に驚いてビデオから目を離したし、このパンツを脱いでもらって、覚えてもらおうか」
香奈の頭を固定していた鈴木が手を離し、近くにあったテーブルへ向かった。
「そ、そんな……」
「じゃ、香奈ちゃんはずっと画面を見てた?」
香奈が、あまりに理不尽だと異議を唱えようとしたが、田中はあくまでやんわりと香奈の行動を確かめる。
「それは……」
香奈は反論できずに涙の溜まった目で、画面に大写しになる少女の性器を見つめた。
「だろ? 次に見てって言うまで画面を見てなくてもイイから、ちょっとおとなしくしててね」
テーブルから戻った鈴木がカッターを手に、香奈の足の間に入る。
「な、何っ? イヤ! 怖いっ! やめてっ!」
田中が椅子の上で行動を制限されているにも関わらず必死で逃げようと叫び暴れる香奈を押さえ、一切の身動きを取れないようにした。
「暴れないの、別に香奈ちゃんを今は、そう、今は傷つける気なんてないから。足をガムテープで固定してて脱げないパンツを切るだけだよ」
田中は、いやに『今』という言葉を強調したが、カッターを股間に当てられパニックになっている香奈には、その意味を察する事など全く出来ない。
「さぁ、これでイイ。どう? 見える?」
カッターで股間の布地を取り去った鈴木が、キャスターつきの一枚の姿見を香奈の前に置いた。
「じゃ、お勉強だ」
しっかりと閉じ、綺麗な一本筋でしかない香奈の無毛のスリットを田中が指で割開く。
「ココは何か分かるかな?」
鈴木が香奈の肛門を撫でた。
「分からないなら、教えてあげるかわりにお洋服を1枚、脱いでもらうからね」
鏡を見つめる事も出来ず、下を向いている香奈の耳に田中が囁く。
「わ、分かります。そこは……うんちの出る穴……です」
香奈は恥かしそうに答えた。
「じゃ、ココは?」
「赤ちゃんの出てくる穴です」
膣口を指差され、赤くなりながらも覚悟を決めたように香奈がキッパリと答える。
「そう、そこが赤ちゃんの出てくる穴で、そしてオチンチンを入れてもらう穴だからね。この中には処女膜って言ってね。まだオチンチンを入れた事の無い女の子には膜があるんだけど、香奈ちゃんはちゃんと膜があるかな? 鈴木に確かめてもらおうか」
田中の言葉に、鈴木が念入りにジックリと香奈の膣の中を覗き込んだ。香奈は自分がまだ処女であると分かっていたけれど、鈴木の刺すような視線が恐ろしくて、息を殺して審判を待つ。
「……うん、香奈ちゃんは処女だね。生理の血が出てくるための小さな穴の開いた処女膜がちゃんとあるよ。これからはココは赤ちゃんの出てくる穴じゃなくて、チンポを入れてもらう穴って言わないと駄目だからね」
長い時間をかけて膣の中を覗いていた鈴木が、やっと顔をあげたので、香奈はホッと息を吐き出した。
「口に出して言って御覧。今、鈴木が触ってるのは香奈ちゃんの何処かな?」
田中が鏡越しに香奈の目を射貫くような強さで見つめる。
「……チンポを入れてもらう穴です」
しばしの逡巡の後、香奈は自分の中にある淫らな部分を口にする事を覚えた。
「うん、よく言えたね。香奈ちゃんの御主人様になる人は、香奈ちゃんみたいな可愛い子に、チンポなんて下品な言葉でオネダリされるのが好きだって言っててね。連れてくる前にちゃんと教えといてくれって言ってたんだ。じゃ、次はここが何か分かるかな?」
鈴木は香奈を褒め、次に淫核を軽くつつく。
「え……と、おしっこの出てくる所、ですか?」
しかし、生殖活動を理解させる為の性教育でクリトリスの教育などされている訳もなく、香奈は悩みながら間違った答えを導くしかなかった。
「うーん、間違い。結構、勘違いしてる子が多いけど、ココの出っ張りはクリトリスって言ってね。女の子が一番気持ちよくなれる所なんだよ? 鈴木、ちょっと弄ってあげてよ」
香奈の包皮に包まれたピンク色の突起が、鈴木の手によって形を変える。
「ひゃぁ……やぁ……何、コレ……駄目……香奈、変になっちゃう……」
クリトリスを揉み込まれ、香奈が初めて味わう感覚に身悶えた。
「気持ちイイだろう? でも、今は、ここまで。もっとするともっと気持ちいけど、まずは間違えたから、お洋服脱がなくちゃね」
鈴木は香奈を絶頂に導く事なく手を止め、荒い息で上下する白いブラウスにカッターを当てる。ボタンがプチプチと外され、袖を切り裂かれ、5−3と加藤香奈と書かれた名札ごとブラウスが床へ捨てられた。
「じゃ、次は正解できるかな? 俺が持ってる香奈ちゃんのココ、なんて名前か分かるかな?」
田中が割り開いたままの肉に軽く力を込める。しかし、香奈に大陰唇などという知識があるわけなく、静かに首を横に振った。
「そこはね、大陰唇。この辺をまとめてオマンコって言うんだけどね。オマンコの肉って覚えてくれてもイイんだよ」
鈴木が香奈に語りかけながら、タンクトップを脱がせるために切り裂く。
「香奈ちゃんは、まだ、ブラはつけてないんだね。でも、おっぱいが尖ってるみたい膨らんできてて可愛いよ。赤ちゃん出来たら母乳が出ることになるけど、こんなちっちゃくてもちゃんとオッパイが出るかな?」
田中がスリットから手を離し、香奈の小さな膨らみをこねるように包み込んでは揉みこんだ。
「やぁ……痛い、です……やめて、ください……」
乳房とも言えないような小さな膨らみには刺激が強すぎたようで、香奈が抗議の声をあげる。
「ああ、ちょっと強すぎたね。じゃ、もう少し、質問を続けようか」
「ココは何かな?」
田中のめくばせに、鈴木が再び質問を開始する。
「おしっこの穴です」
クリトリスの下の穴を指差され、香奈は今度は正しく答えを発した。
「よく出来たね。じゃ、ココは何かな? ココはね小陰唇。大陰唇の中にあるだろ。だから小陰唇って言うんだ。オマンコのビラ肉とか言うと、香奈ちゃんの御主人様になる人は喜ぶかもね」
香奈が答えられずに首を振ると、鈴木がスカートを切り裂く。一通りの陰部の説明を終えて、鏡が香奈の前から退けられ、目の前に再び少女の性器が大写しになった画面が現れた。
「じゃ、最後の確認問題。ビデオを見てね。ココ、何だか分かるかな?」
画面の中のプックリと赤く充血し勃起したクリトリスが指差される。
「えーと、ク……クト……ご、ごめんなさい覚えてません……」
しかし、名称をきっちりと覚えていなかった香奈は途中で言葉に詰まってしまった。
「クリトリスだよ。困ったね。足を止める時に靴は脱がせちゃったし、ガムテープ外す訳にいかないから靴下を脱がせられないし…脱ぐものがなくなっちゃったよ」
田中は香奈のスリットから手を離し、正面にやってきて顔をしかめてみせたが、本当に困っているようではない。
「じゃ、クリトリスが着てる皮を脱がせちゃおうよ。コレ、使ってさ」
そんな田中の所へ、鈴木がピペットに嵌められるような小さな透明のゴムキャップを持ってきた。
「何、するんですか?」
香奈が不安そうに、鈴木の指に摘まれた器具を見つめる。
「コレはね、クリキャップ。クリトリスを吸い出して、大きくするんだよ。大丈夫怖くないからね。気持ちよくなるのが強くなるだけだよ」
鈴木からクリキャップを受け取った田中は香奈のスリットを再び割り開き、クリトリスの包皮を剥きあげ小さな肉芽を空気に晒した。そして、キャップの中の空気をひねって追い出すと、クリトリスにあて小さな肉を吸い上げる。
「どれだけ良くなったか、試させてあげるからね」
鈴木が香奈の足の間に割って入ると、ローターをキャップの嵌まったクリトリスに当てた。
「やぁぁぁ――っ! やめ……やだ……ふぁ……指で、さっき……指でされたのより……ずっと凄い……やだ……怖い……ブルブルするの……」
包皮から剥き出しにされ、キャップによって大きく敏感にされたクリトリスにローターをあてられ、香奈がよだれをたらし、肉体を震わせて快感に暴れだす。
「どうしたの痛いの?」
香奈の仰け反った白い首筋を撫でながら、田中が尋ねた。
「違う……と、思い、ます……でも、怖いの……香奈、おかしくなっちゃうよぉ……」
香奈は田中の声に、震えながら自分なりの答えを導こうとする。
「そう、じゃぁ、イクって言って御覧? 今の香奈ちゃんは、気持ちよすぎてイキそうになってるんだよ。大丈夫、怖くないよ。ただ、少し、気持ちよすぎるだけだからね」
「イク……? ……ぁうぅ、イク……イッちゃう……香奈は……ハァ……んぅっ……」
田中に言われるままイクと口にした香奈は、歯を食いしばり初めての絶頂を迎えようとしている。
「今、何処を弄られて、どんな風になりそうなのかな?」
「香奈はクリトリスをいじられて……イク―――ッ!」
声を殺したまま絶頂を迎えようとするのに気付いた鈴木が質問を投げかけると、香奈は声をあげて大きく椅子の上で仰け反った。
「えーと、マナちゃん? そんな風に暴れっぱなしだと、椅子ごとひっくり返っちゃうよ」
鈴木がニヤニヤと笑いながら、椅子の上で身を捩る香奈のももを撫でる。しかし、幼いクリトリスに無理矢理キャップを嵌められ、今まで包茎であったクリトリスがキャップに吸われ膨張しながら剥き出しにされているのだ。
しかも香奈は今、イッたばかりで、ただでさえ敏感なクリトリスに、更に執拗にローターで刺激を与えられているのである。それをしているのは他ならぬ鈴木で、暴れるなという方が無理な話だった。
「おいおい、鈴木。この子は香奈ちゃん。マナちゃんは、別の子だろ? 全く、お前は忘れやすいな。そうだ。香奈ちゃん。コイツが名前を忘れないように、あーいう風に名前を書かない?」
田中が再び動き始めた画面を指差す。そこでは、恥丘に便所マンコと焼かれた少女が泣きながら沢山のペニスを咥えこまされていた。
「ハンダごては温まるまで時間掛かるし、もっとお手軽にカッターで名前刻む方が良くないか?」
ローターを一旦離し、鈴木が香奈の服を裂くために使っていたカッターを白い胸に突きつける。
「イヤァ――やめてっ! 怖いっ! ヤダッ! お願いです、やめて下さい!」
香奈は鈴木のカッターから逃れようとガタガタと椅子を鳴らし、仰け反ろうとした。けれど椅子に固定された香奈の肉体では逃げる事など出来ず、ただ、悲痛な叫びばかりが辺りに響き渡る。
「じゃ、せっかく名札もある事だし、コレを香奈ちゃん自身がつけるのはどうかな?」
田中が脱がせたブラウスの中から名札を外して拾い上げた。
「あ、そうだな。ほら、香奈ちゃん。手のガムテープを外してあげるから、自分でつけて御覧?」
鈴木は、香奈の手の拘束をバリバリとほどき、その手に名札を持たせる。
「……でも、名札をつける服が……」
香奈は2人を見上げ、細かくガタガタと震えた。
「うん、服は無いから、ココにつけようね」
田中が香奈の小さな左の脹らみの頂点をつまむ。薄桃色の乳輪がひねられ、赤みを増した。乳首と呼ぶにはあまりに貧弱な突起を指の刺激で無理矢理に勃たせ、コリコリと硬くなったそこへ香奈の手を導く。
「そんな……出来ません……」
香奈がボロボロと涙をこぼしながら、青い顔で2人を見上げた。
「じゃ、やっぱり焼くのがイイかな? それともカッター? 香奈ちゃんに選ばせてあげるよ」
鈴木が左手にハンダごて、右にカッターを持ち、香奈に理不尽な選択を迫る。
「焼いても切っても、ちゃーんと一生、残るような痕が出来るし、香奈ちゃんも自己紹介に困らなくなってイイかもね」
田中が香奈の胸に字を書くように、スルスルと指先を動かした。
「焼くのも……切るのも……やめて下さい……。じ、自分で。香奈は、自分で名札をつけ、ますから……。どうか、お願いします」
一生残る痕と聞いて、香奈は震えながら2人に向かって名札をつける事を懇願する。
「そんなに名札がイイの? 学校の外でも名札を付けたいなんて、香奈ちゃんはよっぽど学校が好きだったんだね」
鈴木はハンダごてとカッターをテーブルに置くと、愉しそうに香奈を見下ろした。
香奈が名札の安全ピンを震える指で必死に外し、その切っ先をジッと見つめる。
「……はぁ……っ、ハァ……ハァッ……クゥ……っ……ぁあああっっぅ―――っ」
荒い息を何度も繰り返していた香奈が、ついに覚悟を決め、左の指で乳首を摘み、右手で掴んだ針を突き刺した。
しかし、力が足りないのか針は途中で止まってしまう。
「駄目だよ、香奈ちゃん。ちゃんと奥まで刺さないと途中で取れたりしちゃうよ?」
中途半端に刺さった名札の針と香奈のいたいけな乳首を愉しそうに田中が揉みこんだ。
「ヒィ、ギッ……痛ぃ……やぁ……っ!」
乳首の中で針が動くのだろう。香奈が田中の指を止めようと手を動かすが、力がまるで入っておらずされるがままだった。
「じゃ、もう一回。もし、今度も失敗したら、どっちか選んでもらうよ」
田中が針を抜き去り、鈴木が再び香奈の前にハンダごてとカッターを見せる。
香奈は必死に何度も頷き、そして、もう一度名札の針を刺すべく、自ら乳首を摘んだ。
「……がっ……はぁ、ぅあっ……ひぃ……ぁあああっ―――っ……ぎっ……ぐぅ、ん―――っ!」
香奈の小さな力では、やはり針を肉に突き刺すのは難しいらしく、一旦止まってしまったが、再び力を込め、香奈は遂に自分の乳首に針を貫通させる。
刺し損ねた場所と、今、貫通させたばかりの針穴から細い赤い筋が走り、青いまでに白い香奈の肉体を艶かしく飾っていた。
「よく出来ました。これで俺も香奈ちゃんの名前を間違わずに済むね」
鈴木が、香奈の左の乳首を口に含み、舌先で針の腹を刺激する。
「やぁ……痛い……やめ……っ……」
香奈が鈴木の頭を剥がそうと必死に手を動かすが、子供の力でかなう訳も無く、抵抗も空しく弄ばれるままだった。
「ところで、香奈ちゃん。ビデオをちゃんと見る約束はどうなってるのかな?」
鈴木の責めから逃れようともがいていた香奈が、田中の声に未だ痴態の流れるテレビに視線を移す。
テレビの中では、肥大したクリトリスをしごかれ、よだれを垂らして少女がイキまくっていた。
「え? あ、ご、ごめんなさい。これから、ちゃんと見るから、だからコレ以上、酷い事は……」
ビデオを停止してニコニコと微笑みながら、決して笑っていない視線を向ける田中に香奈はガタガタと身体を震わせる。
「約束してたでしょ。ビデオを見ないなら、お洋服を脱いでもらうって……。さぁ、どうしようかな。今度は何を脱いでもらおうね?」
香奈の謝罪の言葉を田中がやんわりと、しかし絶対を思わせる含みを持った口調で跳ね除けた。田中と鈴木の2人の視線が香奈の肉体を舐めまわすように見つめている。
「クリキャップで剥くんじゃなくて、本当にクリトリスの包皮を脱がせちゃうのはどうだ? ほら、香奈ちゃん見てよ。ビデオの中の子のオマンコ。香奈ちゃんにあるみたいなクリトリスの皮が無いだろ? アレはねカッターで切っちゃったんだ。剥けっぱなしのクリトリスは、凄い気持ちイイんだって。香奈ちゃんもクリトリス弄られるの気持ちイイだろ?」
鈴木が言いながら、再び香奈のクリトリスにローターをあてた。クリキャップに無理矢理剥かれたクリトリスが透明なゴムの中でパンパンに張り詰め、赤く充血している。
「やぁ……駄目、ブルブルし過ぎて、またおかしくなっちゃう……やだ……オマンコ気持ちよすぎて、イク……。クリトリスでイッちゃう……うぁ――っ」
覚えさせられたばかりの淫語を撒き散らし、香奈が絶頂を迎えた。
「いやぁ……お願い、やめ……て……下さい……また、イッちゃう……イッたばかりなのに、オマンコ変になる……やだ、イキたくない……お願い……ヤダ……ひぃぁ、あぅ……――っ!」
しかし、快感の余韻に浸る間もなく二度目の絶頂へと押し上げられ、香奈がガクガクと痙攣を繰り返す。
何度も何度も果てる事なく快感を刷り込まれ、香奈がグッタリと十数度目の絶頂を迎えようとした時、突然ローターが離された。
「あ、何で……もう少しで、また、イキそうだったのに……」
すっかり快感に酔って自ら腰を振り、ロータの刺激を求め、香奈が腰をくねらせる。
「クリトリスは気持ち良くて病みつきなるだろう? だから、もっと感じやすくしてあげるんだよ」
鈴木の後ろで準備を整えていた田中が、カッターを手に香奈のオマンコに顔を近づけた。クリキャップを外しても、何度も責められた香奈のクリトリスは大きく勃ちあがったままで、その大きさだけ見ればとても少女のモノとは思えないほど赤く充血し、ヒクヒクと震えながら快感を求めている。
「オマンコの肉、自分でちゃんと押さえないと変な所も切っちゃうかもよ?」
田中の声に、香奈は自ら大陰唇を割り開いた。
「クリトリスが痺れておかしくなるくらい、イカせてあげたから、少しは麻酔代わりになると思うけど、痛くても離したら駄目だからね。まぁ、酷い目に遭うのは俺じゃなくて香奈ちゃんだけどね」
田中の指が香奈の包皮をつまみあげ、香奈の手によって割り開かれたオマンコの間で作業が開始される。
少女をより淫らにするための切開は、手術とも言えないようなお粗末な器具での作業だった。しかし、それは確実に少女の肉体を貶めるものである。
「ぁあ――っ! 痛っ――ギッ……ヒィ……っ!」
香奈は叫び、自らの大陰唇の内側の肉に爪を立てながら、包皮が切り取られるのに耐えた。
「ほら、取れた。結構簡単だろ? これで香奈ちゃんはいつでもクリトリスが剥き出しだ。だけど、このままだと、イッたばかりで血も集まってて出血が多くなるから、血止めしようね」
終了したとばかり思って、大陰唇を押さえる香奈の手の力が緩んだ所を見計らったように、ハンダごてが包皮を切り取られた肉にあてられる。
「キャァァァァ……っ!」
香奈は予想もしない高熱に驚き、大陰唇から手を離してしまった。肉の焦げる臭いが煙と共に辺りに漂う。
「押さえないとオマンコ焦げちゃうよ?」
香奈は田中の声に、泣きながら再び大陰唇を割り開いた。開かれた大陰唇の右側に、焼けただれが出来ている。
「ああ、かわいそうに、せっかくの綺麗なピンク色のオマンコに、ケロイドが出来ちゃうかもしれないね。でも、大丈夫、焼けているのはオマンコっていっても大陰唇の肉だから、クリトリスもおしっこの穴もチンポを入れてもらう穴も、ちゃんと平気だからね」
処置を終えた田中が、香奈のオマンコの中を確かめるように撫でた。
「ぅ……ふぅ……ぁ……ひっく、ひっく……あ、ご、ごめんさい。どうしよ……止まらない。ごめんなさい。ごめんなさい、止まらないんです……」
カッターやハンダごての恐怖から開放された香奈が、しゃくりあげなから、今更になっておもらしをする。止まらない琥珀色の液体に香奈は顔を覆って何度も謝罪を繰り返した。
「あーあ、こんな所でおもらしするなんて、香奈ちゃんはいけない子だね。自分の粗相は自分でちゃんと、片付けないと駄目だよ」
鈴木が拘束をほどき、床に出来た温かい水溜りの前に香奈を座らせた。
「自分で、もちろん片付けます。あ、あの、雑巾はどこですか?」
香奈が鈴木を見上げ、掃除道具を求める。
「自分で出したものは自分で片付けること。香奈ちゃんは奴隷だからね」
田中が香奈の鼻をつまみ口を開けさせると、小さな舌を掴んだ。
「そんな、出来ません。おしっこを舐めるなんて……香奈には……出来ません……」
舌を掴まれ、その意味を理解した香奈が涙をこぼしながら小刻みに首を振る。2人に逆らう恐ろしさを感じながら、それでも受け入れられない現実に精一杯の拒否を示していた。
「出来ないの? ……仕方ないなぁ。それじゃ、俺らのチンポを綺麗にしてくれるかな? そしたら香奈ちゃんのオマンコから出たおしっこを片付けてあげるよ」
鈴木がジッパーを下げ、まだ、勃ち上がっていないのに長さのあるダラリとしたペニスを空気に晒す。
「鈴木は優しいな。俺は、そうだな。香奈ちゃんがおしっこの代わりに俺らの精液を飲むなら許してあげようかな」
続いて田中もジッパーを下ろし、勃ち上がっていないのに重さのあるペニスを香奈の前に晒した。
「オチンチンを舐めるんですか?」
田中と鈴木のペニスを目の前に出され、香奈はソレを直視できずに仕方なく自分の作った水溜りを見つめている。
「そう、オチンチンを舐めたりしゃぶったりするんだよ。最初にビデオで見てたよね? ところで、さっきも教えたけど、オチンチンじゃなくて、香奈ちゃんはコレを何て呼ぶんだった?」
鈴木が香奈の顎を掴み、ペニスを目前につきつける。
「……チンポです……。あの、精液って、赤ちゃんの素ですか?」
香奈は目を閉じてはいけないと悟り、目に溜まった涙を手で拭ってペニスを見つめた。
「そう、性教育で習ったかな? 赤ちゃんの素なら、おしっこを舐めるよりイイよね? 大丈夫、2人分あっても、香奈ちゃんの、このおしっこよりずっと少ないからね」
香奈の小さな手を取り、田中がペニスを握らせる。
「分かりました……香奈はチンポを舐めます……」
小さく舌を出し、未だキスもした事の無い唇がペニスに触れた。むせ返るような牡の臭いに嫌悪を露わにしながらも、香奈は懸命に舌を動かす。
「先の方の鈴みたいに割れてる所とか、亀の頭みたいな所とか、この棒みたいな竿の部分とか、全部くまなく、まずは舐めるんだ。そう、玉の方もだよ」
言われるままに香奈がたどたどしく舌と唇を這わせると、唾液をまといながら徐々に牡が勃ち上がってきた。
「こういう風に硬くなる事を勃つとか、勃起って言うんだよ。香奈ちゃんの乳首も……ほら、勃起するよね」
田中が香奈の手を包み込んでしごかせながら、徐々に硬さを帯びるペニスを体感させる。そして、香奈の幼い肉体も勃つのだという事を乳首を捻り刺激して見せつけた。
「勃ってきたら、口を大きく開けて咥え込むんだ。まだ、口が小さいから歯があたるのは仕方ないけど、もし、自分から噛もうとしたりしたら、歯を全部抜いちゃうからね」
鈴木の言葉に、香奈が口を開けてペニスを口腔に受け入れる。挿入されたペニスが香奈の苦しさなどお構い無しに出し入れされ口腔を犯していくが、歯を抜かれる恐怖に怯え、えずきながらも必死で口を開けつづけていた。
「舌を口の中で動かせるかな? そうすると、きっと御主人様は喜ぶから、ちゃんと覚えるんだよ」
カリ首の刺激の仕方を香奈の指に覚えさせながら、田中がフェラチオをの仕方を言葉で教え込む。香奈が言われた通り、口腔で暴れまわるペニスで息も絶え絶えになりながら舌を上下左右に動かし始めた。
「香奈ちゃん、なかなか筋がイイね。そろそろイクからね。ちゃんと飲まなきゃ駄目だよ」
鈴木が香奈の頭を抱え、一層激しく腰を振りたてる。そして、一瞬ぐっと深い所で動きを止めると、幼い喉の奥に流し込むように精を吐き出した。
「ぐぅっ……っぇ、おぇ……んっ……ふぅ……」
香奈は吐き出しそうになりながらも、言い付け通りに精液を飲み下す。
「さ、次は俺の番だ。ちゃんと2回目も出来るかな?」
やっとの事で鈴木の精液を飲み込んだ香奈の口に、今度は田中のペニスが挿し入れられた。口の中に拡がる精液の青く臭く苦い味と、突き入れられた勃起の牡の臭いに玉のような汗を全身にまといながら、苦悶の表情で香奈が口を開いている。
「舌はどうするんだったかな?」
香奈が問い掛けに答えるように、口の中で舌を懸命に蠢かし、そして自らペニスを飲み込むように上下に頭を振り始めた。どうやら、相手に頭をつかまれて動かされるよりも自分から動かす方が、少しは楽だと感じたようである。
「凄いね。自分から頭を振るなんて、香奈ちゃんは、処女だけど、もう、立派な性奴隷だね。イイ子にはご褒美をあげようか」
先に精を吐き出し終えた鈴木が、香奈の剥き出しになっているクリトリスを挟み込むように2つのローターをあてた。キャップや包皮のような刺激と突起の間にクッションをおいていない剥き出しの香奈のクリトリスには、ローターの刺激が強すぎるようで腰をビクビクと跳ね上げながら、それでも必死にペニスを咥え込んでいる。
「さぁ、イクよ。吸い出すように飲むんだよ」
田中の声に香奈が目で頷き、懸命にペニスの先を吸い上げた。喉の奥に無理矢理に流し込まれる精液はむせ返るほど苦しかったようだが、今回のように口の先にぶちまけられる精液のように味や量を感じる余裕は無かったのだろう。香奈が口の中に溜まった精液に驚きながら、吐き出さぬように口を両手でおさえ、少しづつ精液を飲み込んでいった。
「よく出来ました。この、おもちゃだけどね。ローターって言うんだ。今の香奈ちゃんには少し刺激が強すぎるかな? でもね、こうしてる内に、いっつもクリトリスを弄ってたくなる位によくなるから、少し我慢しようね」
やっとの事で2人の精液を飲み干した香奈の背中を優しく撫でながらも、鈴木はローターの勢いを止める事は無い。それ所か、ローターが香奈のクリトリスから外れないようにテープで止めてしまった。
「じゃぁ、今日はココまで。明日から、また、色々教えてあげるからね」
「あ、あの……お願いがあるんですけど…」
田中が香奈の口にギャグを嵌めようとした時、香奈が小さく声をあげる。
「ん? あ、食事かな? そういえば、香奈ちゃん、朝御飯も食べてないもんね」
朝、香奈が食卓に降りて来た所を連れて来た事を思い出して鈴木が笑った。
「いえ、そうじゃなくて……トイレに、行かせて下さい」
しかし、香奈はそれに小さく首を振って、お腹を押さえる。
「トイレ? さっき、あんなにおしっこしたのに、またしたくなっちゃったのかな?」
我慢が効かなくなりそうに青褪めた顔を見せる香奈に向かって、優しく田中が尋ねた。
「……おしっこじゃなくて……う……んち……がしたいんです……」
顔を羞恥に染め、香奈が2人にお願いする。
「残念ながら、香奈ちゃんのトイレはココに無いよ。性奴隷はね、トイレなんて立派なもの使わせてもらえないんだ。まぁ、香奈ちゃんは、まだ慣れないだろうから、コレ位は貸してあげるよ」
鈴木が差し出したのは、一枚の透明なビニール袋だった。
「これに……するんですか……」
香奈がビニール袋を受け取り、蒼白な顔で2人を見上げる。
「イヤならイイよ。おしっこみたいに、この部屋の何処かにぶちまける事になるだろうけどね」
田中がさっと、香奈の手からビニール袋を取り上げた。
「ごめんなさい! お願いします。袋を……ビニール袋を香奈に下さい」
香奈は田中にすがりつき、ビニール袋を懸命にねだる。
「最初から、素直にしないと駄目だよ? さ、早くしてね」
ビニール袋を再び持たされ、香奈はそれを自分の股間にあてがおうとした。
「勝手にローターの目盛りを動かしたり、取ったりしたら駄目だからね」
クリトリスに止められた2つのローターの動きと微妙な大きさに邪魔されながら、香奈は迷った挙句しゃがみこんでビニール袋を股間にあてる。
「香奈ちゃんは、今から何をするのかな? 何かをする時は必ず、これからは報告するんだよ」
「今からぁ……うん……ち……を……し、ます」
鈴木の手が香奈の頬肉を捻り、表情を確かめながら報告を促した。
「誰が何処に、何をするのかな?」
「香奈は……ビニー……ル袋の……中に……うんちをします!」
田中がキリリと、ローターの目盛りを最大に動かす。
「出してもイイけど、イイって言われたら必ず、させてもらう事と、ありがとうございますって言うのを忘れないようにね」
「はい、香奈にうんちをするためのビニール袋をくれて、ありがとうございます。香奈は今からうんちをビニール袋の中に出します」
限界の便意を抱えながら、香奈は言われた通りに屈辱の言葉を吐き、2人に向かって大きく礼を述べた。
「ぁあ……やだ……駄目……ど、どうして……香奈、うんちしながら、イッちゃう……」
しかし、便によって盛り上がり始めた肛門に意識を集中し始めた香奈は、自分の肉体の浅ましさに驚愕しながら震え始める。
「駄目だよ、勝手にイッちゃ。御主人様の所で勝手にイッたら、オシオキされちゃうよ」
香奈の様子を見つめてクスクスと笑いながら、田中はローターの目盛りを微妙に調節していた。
「お願いします……お願いします……香奈はうんちしながらイキたいです! イカせて下さい!」
自分の言うべき事を悟った香奈が、便意と共に訪れようとする絶頂を求めて叫ぶ。
「仕方ないな。普通はイクのは御褒美だけど、特別だからね」
便意の開放と絶頂へ向かう酔いによる恍惚とで、蕩けきった香奈の表情を見つめながら鈴木が許可を与えた。
「イク……うんちと……さっき出たばかりなのに、またおしっこも出ちゃう……香奈は……イッちゃいます!」
イクと同時に香奈が糞尿をビニール袋の中にぶちまける。少女の肉体は大きく痙攣した後、余韻を味わうようにビクビクと震え、ドサリと床に倒れこんだ。
「あーあ、気絶しちゃったか。剥いたばかりのクリトリスで、こんな簡単によがるとは、やっぱり性奴隷同士の子の掛け合わせだけあって、香奈ちゃんは逸品ってことかな」
目盛りを調節しても目を覚まさない香奈の様子に、田中はローターのスイッチを切る。
「こんな小さいくせに、見られて感じる素質もあるみたいだね。肉体は小さいけど熟すと一気にいきそうだから、早めに御主人と会わせないと、生理が来て、初潮前の種付けが愉しめないかもな」
鈴木がローターを止めていたテープを剥がし、香奈のマンコから溢れ出す愛液をすくった。
「ま、排卵があるから生理になるって理由から考えれば、初潮前の排卵で妊娠も不可じゃないけど、子供だと排卵機能が未熟だから、必ずしも孕むってのは難しいしなぁ……」
田中が、呼吸に合わせて上下する、まだ平らな腹を撫でる。
「その辺は説明済みで、それでも……って希望なんだからイイんだろ。でも、売った途端に初潮が来たら気まずいし、下手したら返品とか言われかねないし、早目に手を打つ為にも今日の内に連絡しておくか」
手を離せば、未だ1本線に戻るスリットから手を離し、鈴木が立ち上がった。
「だな、子供の癖に淫乱な香奈ちゃんの躾は面白そうだけど、価値が下がっちゃ商売上がったりだしな」
調教師として逸材を手放すのは惜しかったが、田中は香奈の名札の嵌まった乳首を弾き、鈴木に続いて立ち上がる。
翌日、香奈は本来の主人の元へ早々に引き取られ、執拗に繰り返された種付けの結果、初潮前の妊娠の運びとなった。
「香奈ちゃん、お久し振りだね。俺らのこと、覚えてるかな?」
赤子に乳を含ませる振る舞いと表情こそ母であるが、その小さな胸の膨らみや凹凸の少ない腹や腰は未だ学童の姿のままである香奈の背中に声が掛かった。
「田中様と、鈴木様。お久し振りです」
香奈は振り返り、見覚えのある顔に向かって深々と頭を下げる。
奴隷の為に作られた日も射さぬ地下室には何人かの少女がいて、香奈はその中で赤子を抱え主人に呼ばれる時以外は静かに暮らしていた。
香奈は絶望に慣れきり、赤子に向ける以外の視線は酷く空虚なものとなっている。
「香奈ちゃんの育ててる、その子。俺らに渡してくれるかな?」
香奈の抱える乳児を指差し、鈴木がニッコリと笑った。
「だ、駄目です。コレは、香奈の大事な……」
世を捨てきったように動じなかった香奈の表情が一気に青褪め、必死に赤子を抱きしめる。暗く救いのない生活の中で、無条件に香奈に笑顔を向ける赤子は唯一の光だった。
「コレ、分かるよね? 香奈ちゃんを買った御主人様との契約なんだけどね」
田中が香奈の前に差し出したのは人間牝売買契約書とある一枚の紙。その中の一文には『生まれた子供は全て奴隷となり、調教師に売買の権利が発生する』とあった。もちろん、商品名の欄には香奈と記してある。
「そんな……」
香奈の抵抗も空しく、赤子は鈴木の手に渡った。
「男の子か、なかなかイイ顔立ちしてるね。お母さんみたいに高く売れるんだよ」
その後その赤子は、香奈と同じく加藤家の元へ預けられる事となる。
香奈の赤子が小学校に上がる頃、主人の趣味よりも年を取った香奈が転売される事になった。その転売先の主人の趣味で、精通を迎えると同時に奴隷となった息子とつがわされる事になるのだが、これはすでに少女を過ぎた香奈の話であるので、奴隷と知らずに育った少女とは、また、別の話だろう。
私達の預かり知らぬ所で続く、奴隷制。昔のような労力としての奴隷ではなく、今では性癖を満たす道具である事が多いようだ。
あなたと再び会うことがあれば、今度は別の奴隷について語る機会もあるかもしれない。
あとがき
ロリ小説として投稿するために書いた作品でしたが、結果は不採用でした。
これからが凌辱の本番って所で終わってしまっているのが何とも残念な話ではあります。
いつか途中経過や続きが書けたらと思っていた事もありましたが、その機会は多分なさそうです。
でじたる書房さんで販売させていただいていましたが古い作品ですし、今回サンプルとしてサイトに掲示する事に決めたので販売は中止しました。