イク姉 〜育ってMy Sister〜 2日目



※2日目 姉ちゃんと過ごすラブエッチな生活

「……アレ、この部屋? あ、そうか……俺のベッドがグチャグチャだから、姉ちゃんの部屋で一緒に寝たんだ。うーん、寝る時にオッパイがフカフカしていたはずなのに、もうこんなに縮んでるよ」
 ベッドから見上げる見慣れない部屋の風景と、隣に寝ているちょっと小さい姉ちゃんに驚いたけれど、状況を思い出して安心する。
 姉ちゃんの肉体は昨日の朝と同じ程度に若返っていて、もしエッチしていなかったらどこまで若返っていたのだろうとちょっと背筋が寒くなった。
「薬届くの明日だし、今日も姉ちゃんとエッチするんだよな……」
 昨夜あれだけしたというのに、スヤスヤと眠る姉ちゃんの半開きの唇を見ているだけで劣情が湧きあがってくるのだからどうしようもない。
「……ふぁあーあ……。もう、ダメだよ、達樹。ここでしたら、このベッドもグチャグチャになって、今夜寝る場所が無くなっちゃうよ……」
 プニプニとした感じのする頬に手を触れてキスをしたら、ちょうど姉ちゃんの目が開いて視線が絡まりあった。
 唇を尖らせた姉ちゃんは、寝る場所が無くなると困るでしょと、勢いづく俺を押しとどめる。
「うん、ゴメン……」
 正論で止められ、寝込みを襲った俺が悪かったと素直に引き下がった。
「くーっ、何か、寝起きが爽快! はー、お腹ペコペコ。ね、達樹。朝ごはん作ってよ。いっぱいエッチしたからお腹空いちゃったみたい。今日はイイ天気だし、私は達樹の部屋のマットレス干してくるから、食事の用意お願い」
 ピョンと元気にベッドを下りた姉ちゃんが、グーッと大きく伸びをしてから俺を振り返る。
「分かった。でもマットレスをベランダに干すならちゃんと服着ろよ。それと、キャミソールは下着で服じゃないからな」
 俺の服を着ろの指示に姉ちゃんがキャミの入っているタンスの引き出しだけを開けたので、衣服を着るように促した。
「はーい。何かちゃんと着てから干しますよー、だ」
 姉ちゃんは多分、キャミソールだけでベランダに出るつもりだったのだろう。俺の言葉に、渋々感と不満感をたぶんに含ませて唇を尖らせつつ答えてきた。
「今朝は目玉焼き、玉子焼き、ゆで玉子、どれがイイんだ?」
 姉ちゃんは必ず朝に玉子料理を欲しがるので、聞ける時には何が食べたいか必ず尋ねる事にしている。
「うーん、今日はフレンチトーストの気分! あとボイルソーセージとサラダもあると最高!!」
「はいはい。じゃあ用意しておくから、マットレス頼んだぞ」

 姉ちゃんの料理の腕は悪くないのだが、数年単位で料理をさぼっているのと俺が毎日料理してきたせいで今ではこちらの方が手際が良かった。
 手際が良いと当たり前のように台所を任され、姉ちゃんの料理回数はどんどん減っていく。
「料理は好きだけど、たまには姉ちゃんの手料理も食べたいよなー」
 今では趣味が料理と言えるほど作るのが好きだからイイのだが、たまには姉ちゃんの料理も食べたいと思いながら鍋とやかんを火にかけた。
 冷蔵庫を覗いて材料を確認し、玉子と牛乳と姉ちゃん好みの砂糖の量でフレンチトーストを焼く。その横でレタスを千切り、トマトやきゅうりを切り、シーチキンを添えたサラダを完成させた。
 ソーセージが茹であがり、紅茶の葉も綺麗に開いた所で、タイミング良く姉ちゃんがキッチンへとやってくる足音がする。
「あー、紅茶のイイ香り。う〜、すっごいお腹空いてる」
「全部出来てるから、すぐ食べられ……って、何で姉ちゃん制服なのさ」
 俺の言葉に姉ちゃんはクルッと一回転してみせて、セーラー服のプリーツスカートをヒラリとひるがえした。
 空色のリボンスカーフは丁寧に結ばれ、スカートの丈は膝下まで、足には白いソックスを履いて、制服は生徒手帳に定められているように正しく身につけられている。
 さすがに昔のように髪を2つ分けにはしていないけれど、セーラー服の黒よりも更に色の深い黒髪がサラサラと流れるのもとても清廉で綺麗だった。 
「だってこの体型に合う服で残ってるの、中学の制服しかなかったんだもん。服着なきゃベランダ出ちゃダメって言うし」
「まあ、確かにキャミソールでベランダ出るよりイイけど……」
「でしょ? ならイイじゃん。ほら、早く食べよ。出来てるんでしょ?」
「ああ、出来てるよ。そうだな、温かい内に早く食べよっか。よし、いただきます!」
 下着な訳じゃないし問題ないかと判断して、席について手を合わせる。
「うん、いただきます!」
 姉ちゃんも対面に座り、パンッと勢いよく手を合わせた。

「はー、美味しかった! ごちそうさまでした!!」
「はい、お粗末さまでした」
「じゃ、お腹一杯になったし、エッチしよ」
「姉ちゃん。誘い方がストレートすぎない?」
 薬の作用を食い止めるために愛液をたくさん分泌するには、基本的にエッチするしかない。そしてせっかくエッチするのならやっぱり楽しむべきだと、姉ちゃんは昨日、洗面所で後ろから貫かれてる時に吹っ切れたようだ。
 吹っ切れた姉ちゃんは、そりゃあ、もう、すごい勢いでエロエロで積極的で、自分から膣出しをねだったり、溢れた精液がもったいないと膣からこぼれる淫液を指ですくって啜ったりした。
 でも、愛液から薬が排出されているせいか、結合部から溢れた蜜をたっぷりと啜るのはあまり良くなかったらしい。姉ちゃんはEカップまで膨らんだおっぱいを再びCカップに縮めてしまい、それを取り返すべく2人でのぼせそうになるまで風呂場で頑張ったりした。
「だって、若返りすぎたら困るもん。だから早くエッチしよ。掃除とか洗濯とかは2日くらいしなくても死なないしさ」
「洗濯は別に昨日の夜にシーツ洗う時に一緒にしてついでに乾燥機もかけたから問題ないし、掃除は普段も毎日じゃないから気にならない……けど、せめてこの今食べて汚した食器くらいは洗わせてくれよ……」
「食器洗うのはイイけど、達樹が今すぐエッチしてくれないなら、ここで一人エッチしちゃうから」
「してもイイけど、制服汚さないようにしろよ」
「えー、どうして?」
 テーブルの上の汚れものを重ねて台所に移動すれば、姉ちゃんがトコトコと俺の後ろについてきてプーッと頬を膨らませ、唇を尖らせている。
「クリーニングに出さなきゃいけなくなるだろ」
「別にもう着ないんだし、いっそ汚して破いちゃって捨てる事になってもイイと思うんだけどな」
「そんな制服プレイみたいな事は別にしなくてイイよ」
「達樹、コスプレ嫌い? それとも私に制服似合ってないからイヤ?」
「今の姉ちゃんに制服は似合ってるし、コスプレって言うのも、まあ、うん。……興奮しない訳じゃないけどさ……」
 コスプレとか、更にはその服を破るというのを考えると、確かに興奮を覚えないでもないが、姉ちゃんの思い出の品を汚したり傷付けるのには何となく抵抗があった。
「じゃあ、イイじゃん。制服エッチしよ」
「せっかくの思い出の品だし、綺麗に取ってあったんだから破ったり汚したりしたらもったいないだろ」
「思い出の品……それも、そっか。……じゃあ破くのは止めて、なるべく汚さないように気を付けようかな」
「うんうん、そうしてくれ。……っと、洗い物終了」
「え? あ、本当だ。もう終わってる。それじゃあ、ねえ、達樹……。こっち向いてくれる?」
「ん? こっち?」
「うん、その向きでイイよ。で、お願いなんだけど、達樹のオチンチンをフェラチオさせて欲しいな」
 お互いに向き合ってどうするのかと思ったが、言われるままに姉ちゃんの方を向けば、俺の前に膝立ちになってニッコリと微笑む。
「え? いや、でも、フェラとかしたら制服が汚れるだろ」
 思い出の品である制服は、今の話し合いでなるべく綺麗に取っておく事に決まったはずだ。それなのに、わざわざ汚れそうな事を積極的にするのもどうかと思う。
「大丈夫、全部飲むもん。それとも達樹、ぶっかけしたいの? 私、達樹の精液なら顔射されてもイイよ。今は化粧もしてないから、ぶっかけられても化粧直しとか気にしなくて大丈夫だしね」
「いや、飲むのもぶっかけも、悪いからイイって」
「でも達樹のオチンチンをフェラしてみたいし、お願いだからチンポ咥えさせてよ。だってまだ、達樹の口で味わってないでしょ。だから私、オマンコだけじゃなくて、口でも達樹の熱とか大きさとか知りたいんだもん。ね、オ・ネ・ガ・イ?」
「……ごくっ、そんなに言うなら、最後までじゃなくて、途中まで……」
 口を開けて、唾液を絡ませた舌を見せつけるように蠢かされると、オマンコとはまた違った快感がそこにあるのだろうなと思わされて、思わず生唾を飲み込んでしまった。
「飲ませてくれる方が興奮して、私イッパイ濡れると思うんだけどなぁ……」
「……そういう事なら、最後まで、お願いします……」
 フェラなんて俺だけが気持ち良さそうで悪い気がするけど、姉ちゃんがそれで濡れるというのならすべきだろう。だって、姉ちゃんとのエッチは愛液をたくさん出して若返りすぎないようにするのが目的なんだ。
 別に姉ちゃんの舌や唇の誘惑に負けたわけじゃないと思いつつファスナーを下ろそうとしたら、股間は期待に膨らんで思うように前がくつろげなくなっている。
「達樹ったら、咥える前からこんなに大きくして、エッチなんだから……」
 嬉しそうに俺を見上げる姉ちゃんが、勃起をズボンの上から軽く指ではじいた。
「あっ、姉ちゃん……」
「乱暴に脱いだらファスナーがダメになっちゃうでしょ。ふふ、お姉さんに任せなさい」
 姉ちゃんの左手が俺の勃起をやんわりと押さえながら、右手が上手にファスナーを下げていく。
 お姉さんに任せなさいと言うだけあって、姉ちゃんの脱がせ方はとっても上手だ。
 けれど、俺の前にいるのは胸もお尻も発展途上な体格の中学校の制服を着た女の子である。中身が姉ちゃんと分かっていても年下に弄ばれているようで、何だか少し、複雑な気分だった。
「これが、昨日、私の中でたくさん暴れた、達樹のオチンチン……。今日は私がイッパイ、感じさせてあげるからね」
 姉ちゃんが愛おしそうに俺のチンポに指を絡め、スリスリと頬擦りする。
 細く柔らかい指の力は優しくて、ハリのある肌はツルツルで、赤黒く怒張した肉棒に触れる姉ちゃんの白い色は酷く儚げだ。
「もう、ガマン汁が溢れてる。ちゅるるる……ちゅぱっ、ぢゅる、ちゅぷ……達樹の味、少ししょっぱくて、雄の匂いがして、とっても美味しい……」
 咥えられるという期待で鈴口にカウパーが滲み、それをどこか恍惚とした表情で姉ちゃんが啜りあげる。俺の体液が美味いだなんてとても思えないのだが、姉ちゃんはまるで極上の甘露を味わっているようにウットリと目を細めた。
「……ちょっと舐められただけなのに、何か電気が走るみたいに、すごい……」
 硬く尖らせた舌が亀頭を舐めまわし、唇が鈴口を啄ばむ。
 当たり前だけど膣に入れた時は、チンポがどんな風に刺激されているかの詳細は見えなかった。けれど、こうして舐められていると動きが目の前で繰り広げられるので、何をされているのかが良く見えて視覚的にもとてもエロい。
 流れてくる黒髪をかき上げながら俺のチンポに舌を這わせる姉ちゃんは、若くなっているのに何だか熟練の淫靡さを感じさせた。
「れるぅぅぅ、ちゅぶ……ちゅく、ねろぉぉ……ねえ、達樹のオチンチンって、ちょっと仮性じゃない?」
 チンポの根元から肉茎の裏筋をたどり、カリ首や鈴口までゆっくりとねぶり上げながら姉ちゃんが愉しそうに微笑む。
「え? う、うん……」
「やっぱり、そっか。亀頭のね、エラの張ったあたりに少し皮の味がするもん。この辺なんだけどさ……ちゅっ、ぢゅぢゅ、ぷじゅぅぅ……」
 上目づかいにこちらを眺めながら、姉ちゃんの唇がカリの出っ張りを甘く食んだ。
 淫らに微笑む姉ちゃんは、俺のカリが全部吸われてしまうんじゃないかというほど執拗にそこを吸い上げてくる。姉ちゃんの視線はとても嬉しそうで、俺が姉ちゃんの表情のエロさにまで感じているのをまるで見抜かれているみたいだ。
「くぅぅ、そこ、すげぇ……はふっ、……うぅ、やっぱ、仮性なんて格好、悪いよな……」
「別に格好悪いとは思わないけどな。皮の被ってるオチンチンって何だか可愛い感じだしね。さすがに真性だったら病気とかの事で心配だけど、勃起したらこんなに立派だし、ちゃんと清潔にしてるみたいだから平気だよ。もし汚れてたらフェラで綺麗にしてあげようと思ったんだけど、その必要もなさそうだしね……」
「うぁ……姉ちゃん、そんなに擦られると出ちゃうって……」
 姉ちゃんの唾液にまみれてヌルヌルになっているチンポを、小さくて柔らかい手がコスコスとしごいてくる。
 姉ちゃんの手コキは自分でやるよりも力加減が控えめでソフトなタッチなのに、気持ち良さはずっと上だ。姉ちゃんが俺のチンポを握ってくれているという視覚的な快感もあるんだろうけど、それ以上にやっぱりテクニックがある気がする。
 指の輪がカリをキュッと締めたり、裏筋を指の腹が押さえたり、先端から根元までをゆっくりと上下に擦ってきたり、玉を手のひらで柔らかく握ってきたり、一つ一つの動きが気持ち良くて本当に堪らなかった。
「まだまだ出しちゃダメよ。私が咥えてジュポジュポするまで、射精するのは許さないんだから」
 チンポの持ち主の俺よりも、姉ちゃんはイイポイントを探すのが上手で、俺がちょっと声を漏らしたり、ピクッとしてしまうたびに嬉しそうに笑って、もっとそこを責めてくる。
 でも、こんなエロ可愛い顔で姉ちゃんに見上げられた男が、きっと数千人以上いるんだと思うと何とも複雑な気分だ。気にしても仕方ない事だけれど、こんなに姉ちゃんがテクニシャンなのは仕事でそれだけ技術を磨いたって事でもある。
「……姉ちゃん、手で焦らさないで、もうそろそろ咥えてよ……俺、我慢できなくなりそうだ」
 焦らすように擦られて、感じ方が中途半端だから余計な事を考えてしまう気がした。ただひたすらに追い詰められるくらい気持ち良くなればくだらない考えも消えそうで、俺は自分から姉ちゃんに咥えて欲しいとねだる。
「もうちょっと、達樹のオチンチンに触ってたかったんだけど、達樹の精子をゴックンしたいし、そろそろ咥え時かな? ふふ、イイよ。たくさん、私の口で感じてね。あむぅ……ぢゅぷ、ぬゅむむむぅぅぅ……ちゅぴ、ちゅぷぅぅ……」
「うぁ……」
 姉ちゃんは大きく開けた口でチンポを根元まで一気に咥えこんだ。亀頭が喉の奥なのか、それともほっぺたの裏なのか、どこかにぶつかった感触がする。
 そんなに頬張るなんて絶対に苦しいはずなのに、姉ちゃんはウットリとした表情で俺のチンポを貪っていた。
 カリやサオに舌が絡みつき、ねぶられる刺激は背筋がゾクゾクするくらい気持ちイイ。
 柔らかく時にキツイ締め付けを与えてくる膣粘膜も気持ち良かったけれど、口内粘膜が意思を持って絡みついてくる動きはまた別の気持ち良さだ。
「れろぉぉぉ、ぢちゅぅぅ……ぢゅぱ、にゅぶぶぶうぅぅぅ……ねえ、達樹、気持ちイイ? お姉ちゃんの口の中、どんな感じなの?」
「……どんな……って……。ヌルヌルしたのが先っぽとか、サオとかに絡みついてきて、……はぁ……色んなところを熱い舌で舐められるのが、すげぇ、気持ちイイよ……うぅ、そんな舐められると、すぐ出ちまいそう……」
 あまりの快感にすぐ発射してしまいそうなのを堪えていたのだが、姉ちゃんに聞かれて黙っている訳にもいかない。
 しかし、口に出すほど実際に味わっている口中の悦さが肉体だけじゃなく脳の中にまで沁み渡って、余計に我慢が利かなくなりそうだった。
「ちゅぶ、ぬろぉぉぉ……そっかぁ、達樹ってばそんなに感じてくれてるんだ。ふふ、もっと、気持ち良くしてあげるね……ぢゅむぅぅぅ、くぷくぷぅぅぅ」
 俺の言葉に姉ちゃんはがぜんやる気を出したのか、深く顔を俺の股間に近付け、更に奥までチンポを飲み込んでくる。
「……うぁっ、そんな深く……あ、あれ? 姉ちゃん、ブラジャー、してないのか?」
 あまりの快感に掴まるところが欲しくなって、身をかがめて姉ちゃんの頭に手を触れた時、セーラー服がたわんで白い胸の膨らみが見えた気がした。
「……ちゅぽっ……んんぅ、だって、昔のブラジャーは取っておいてなかったんだもん。れろぉぉ……今の身体に合うのが無いから、ノーブラで……。ちゅぱぁ……ふふ、オッパイもっと見たい? それなら、合わせ目のボタン外しちゃおうか……れるれうぅぅ……ほら? 見える?」
 姉ちゃんの手がプチプチと胸元の三角部分の合わせ目を外して、胸を見せつけてくる。
 若返っているせいでオッパイは小さめだが、やっぱり膨らみは膨らみで、姉ちゃんが激しく首や頭を振るたびに上下に双球が揺さぶられた。
「うわ、すげぇ、エロい……おっぱいがプルプルしてる……。んぅ……ああ、姉ちゃんの顔も、エロいなぁ……。もっと見せてよ……」
 乳房から少し視線を上げて姉ちゃんの顔を見つめれば、ウットリとチンポにしゃぶりついている。もっとその顔が見たくて上擦る声でねだれば、姉がこぼれてくる髪をかきあげながら少し恥ずかしそうにこちらを見上げてきた。
 互いの視線が絡まり、その潤んだ瞳の淫靡さとネットリと絡みつく口腔の気持ち良さに腰から蕩けそうになる。
 気持ち良くしてくれる姉ちゃんを労わりたくなって口の端から垂れてしまう涎を指で拭ってやると、姉は嬉しそうに微笑んで、より激しく俺のチンポに舌を絡めてきた。
「ちゅぶぅぅぅ、ぬちゅ、ちゅぱ、ちゅば、ぢゅぢちゅ……あむぅぅ……ぐぷっ、ちゅぶ……はぁ、あぶぅぅ……れろぉぉぉ、ちゅぱ……」
 息苦しいのか、興奮しているのか、姉ちゃんの肌は桜色に染まってきていて、少し汗の浮いた肌が酷く色っぽい。
 チンポを咥えている唇は口紅を塗ったみたいに赤く色づいて、何度も往復しながら俺を執拗に追い込んでいた。
 咥えてねぶられているだけで凄く気持ちイイのに、こんなに必死に愛おしそうに俺に尽くしてくれる姉ちゃんを見ていると、射精感を堪えるのも本当にもう限界である。
「姉ちゃん、俺、もう、イキそう……」
「んぶぅ、はぁはぁ……イイよ、出してぇ……れるぅぅ……お姉ちゃんの口の中に、むちゅ、ちゅぶぅぅ……達樹の精液、いっぱい射精して! ちゅばっ、ちゅぷ……お姉ちゃんに達樹をたくさん味わわせてちょうだいぃぃ」
「ああ、出る……姉ちゃん……っ!!」
 腰が引けそうになった所を姉ちゃんがガッチリと腿を掴んで押さえてきて、喉奥で射精が始まってしまった。
「んぐぅ、あぶぅぅ、ごくんっ……はぶぅぅ……ぢゅるるぅぅ、ごくっ、ごくんっ、ちゅば、ぢゅぢゅぢゅぅぅぅぅ……」
 激しく射精しているのに姉ちゃんはむせる事もせずに喉を上下させ、ゴクゴクと俺の精液を飲み込んでいる。
 奥深くで吸われる良さは、膣出しの快感に勝るとも劣らない悦楽で、頭の中が真っ白になるくらいの絶頂感だった。
「あむ、ちゅぶぅぅ……昨日、イッパイ出したのに、ぬちゅぅぅぅ……今朝の精液も、まだとっても濃い……ちゅるぅぅ……はふっ、達樹の味、美味しい……ふふっ、尿道に溜まってるのも、全部、ちょうだい……ちゅちゅちゅぅぅ、ごくっ……んんぅ、ぁあぅぅ……もっと、飲ませて……ちゅちゅちゅぅぅぅ、ちゅるぅぅぅ」
 射精の勢いで跳ねまわるチンポを姉ちゃんの唇や舌がギュウギュウと締め付け、しごきたて、終わりかけのはずなのにより精液の勢いが増している気がする。
 睾丸に溜まっている精液まで吸いだすような激しいバキュームで、姉ちゃんが腿を掴んでなかったら今にも足が崩れて魂まで持って行かれそうな快感だ。
「うぅぅ、そんなに、吸ったら……ひぐぅっ……姉ちゃん、くぅぅ……腰、抜けそ……」
「ぬちゅぅ、ちゅぷぅぅ……はふぅぅ……れろぉぉぉ……れるれるぅぅ……」
 姉ちゃんは吸うのはやめてくれたけど、代わりにチンポをくまなく舐め出して、玉まで口内でしゃぶり始める。玉や竿辺りは何とか耐えられるのだけど、イッて敏感になっている亀頭はくすぐったくて、鈴口を舌でほじくられると、頭の中がまた真っ白になってしまいそうだ。
「ちょ、そんなに、舐めなくても……うわっ、くすぐったいのに、気持ち良くて、おかしくなっちまうから……」
「ちゅちゅ、あむぅぅ……れろ、ねろぉぉ……ちゅぽっ……。ふふ、綺麗になったかな?」
 やっと満足したらしい姉ちゃんが、イヤらしい音を立ててチンポから唇を離す。
 こぼれた唾液でギラつく唇を赤い舌がペロリと舐めて、その艶やかな仕草にイッたばかりのはずのチンポがズクッと疼いた。
「うん……綺麗になったかもしれないけど、また勃っちゃったよ……」
「本当だ。凄く硬いね……ちゅぱっ、れるぅぅ」
 姉ちゃんは再びチンポに舌を這わせ、カリ首のあたりをチロチロと舐め出す。
「姉ちゃん……。フェラチオも良いけど、俺、また姉ちゃんの中に入りたいよ」
 オーラルもイイけど、俺としてはやっぱりオマンコとチンポで繋がるちゃんとしたセックスがしたかった。
 だけど、このエッチは姉ちゃんのためにしている事だし、姉ちゃんがもっとフェラがしたいというのなら、このままでも仕方ないのだろう。……とは思いつつもやっぱりしてもらうばかりじゃなくて自分でも何かしたくて、姉ちゃんの胸に手を動かしてみた。
「んんっ、そこ、摘まんだら……あふぅぅ……」
 冬の厚手の生地のセーラー服の上からでもピンと勃っているのが分かる乳首を摘まんでコリコリと刺激してやれば、姉ちゃんが甘い声を漏らす。
 姉ちゃんは困ったような声を出してるくせに、俺の手にもたれかかってきて、もっととねだるみたいに胸を押しつけてきた。
「姉ちゃんはまだ嵌めたくないの? アソコよりも、口で俺のチンポ、咥える方がイイのか?」
 こんなに触られるので興奮しているのなら、姉ちゃんも奉仕するばかりじゃなくて、自分でも気持ち良くなりたいんじゃないかと尋ねてみる。
「うん……。口もイイけど、私もそろそろオマンコにチンポ嵌めたい……。はふぅ……、口に出したら我慢できなくなってきちゃった。ねえ、達樹、そこのソファーに座って。で、早く嵌めちゃおう?」
 跪いていた姉ちゃんが立ち上がり、俺にソファーに座れと指示を出した。
「ソファーでするのはイイけど、いきなり嵌める訳にいかないだろ? 少し愛撫してからじゃないとさ」
「大丈夫、フェラチオして飲ませてくれたらイッパイ濡れるって言ったでしょ。ほら、これ見て、達樹……」
 ソファーに腰掛けた俺の目の前で、姉ちゃんがスカートをたくしあげてベトベトに濡れたアソコを見せつけてくる。
 愛液の滴り方は本当に凄くて、生えかけの陰毛が陰唇にぺっとりと貼りつくほどの濡れ方だ。
「姉ちゃん。ブラ着けてないだけじゃなくて、パンツまで穿いてなかったのかよ……。うわ、スゲぇ、腿までベタベタになってるし……」
 湿っている陰毛に少し触れると閉じていたビラ肉が開き、腿どころか膝までトロトロに汚し始める。姉ちゃんのオマンコには全く触っていなかったのに、俺のチンポをしゃぶって飲精するだけでここまで感じて濡れたんだと、ちょっと感動モノだ。
「んんぅ、やぁ……触ったら、蜜が溢れちゃう……。ねえ、達樹。そのままソファーに仰向けで寝転がって……、このまま騎乗位で嵌めちゃいたいから……」
「えっと、これで、イイのか……?」
「うん、じゃあ、失礼、します……。はぁ、んふぅぅ……あくぅぅ……」
 ソファーに寝転んだ俺の上に、姉ちゃんがゆっくりと腰を落としていく。
 少し擦りつけるだけでヌロッと膣の中にチンポが飲み込まれ、あっという間に熱く蕩ける粘膜に根元まで包まれてしまった。
「うわ……姉ちゃんの中、ホントにドロドロだ……」
「そう、凄い濡れてるの。ほら、見て……グチョグチョでしょ?」
「ああ、見える……すっごくエロい眺めだ」
 スカートを指でつまみ上げ、姉ちゃんが結合部を見せつけてくる。
 少しだけ陰毛の生えた恥丘が幼いやらいやらしいやらで、チンポの熱もより高まってしまった。
「はぅぅ、達樹のチンポ、お姉ちゃんの中で、んんぁ……また大きく育ったよぉ……」
 スカートを握りしめながら姉ちゃんが肉体を揺らし、グチュグチュと結合部が音を立てる。
 姉ちゃんの腰がグラインドするたびに締め付けに緩急が生まれて、それは堪らない心地よさだった。
「何か、変な気分。この制服の姉ちゃんは俺が保育園の時しか会えなかったはずなのに、俺のチンポにまたがって腰振って、こんなエロい顔してるなんてさ……」
 エロい事なんてチューとかオッパイとかしか思い付かなかったくらいのガキの頃。
 まさかあれから15年後に、こんなエロい事を大好きな姉ちゃんとする事になってるなんて何とも驚きな話だ。
「私も、変な気分……。この制服着始めた頃なんて、まだ全然、セックスとか知らなくて、エッチな事もキスより先がよく分かんなくて、ファーストキスにドキドキして……」
「ふぁ、ファーストキス!? ちょ、誰としたんだよ!!」
 学生時代の姉ちゃんはとても真面目な人で、彼氏の『か』の字も無かったはずなのに、いつのまにキスを済ませていたのだと驚いて思わず身体が跳ねてしまう。
「はひぃぃんっ……んぅぅ、ちょ、達樹……急に、突き上げたら、壊れちゃうよぉ……」
 俺の身体の跳ねが突き上げとして伝わったみたいで、高い声をあげた姉ちゃんが俺を恨めしそうに睨んできた。
「あ、ゴメン……。いや、そうじゃなくて、ファーストキスにドキドキなんて言うから、驚いたんだよ。姉ちゃんは、ファーストキスを中学生の頃にしたんだろ? そんな事、一体、いつ、誰としたんだよ!? 姉ちゃん彼氏、いなかったはずだろっ!?」
 睨まれて謝ってしまったが、問題は突き上げた事以上に、姉ちゃんのファーストキスにある。
「へっ? ああ、うん、いないよ。彼氏なんていない。ぷっ、アハハハ。だって、私がキスした相手、彼氏なんかじゃなかったもん。くすくすくす」
 姉ちゃんの手首をギュッと握って問い詰めれば、目を丸くした後でケラケラと笑いだした。
「彼氏じゃない相手とキスして、何でそんなに笑ってるんだよ? 一体、ソイツ、誰なのか教えろよ!!」
「教えろも何も、相手は達樹じゃないの。……保育園でお嫁さんとチューして結婚するって友達に聞いたらしくて、ボクはネーネとケッコンするからチューするんだって、凄かったの覚えてないの?」
 姉ちゃんはたくさん笑ったために目尻に涙を滲ませて、それを指で拭いながら真相を打ち明ける。
「……ああ、そういえば、そんな事もあった気が……」
 思い出すと焦って問い詰めた自分が恥ずかしいが、俺のファーストキスは保育園の時で、相手は中学生の姉ちゃんだった。ファーストキスと聞かれたら即座に姉ちゃんが浮かぶくせに、俺は自分が姉ちゃんの相手になっている事をすっかり失念していたらしい。
「私、小さくても真剣な達樹にキュンときて、あの時からずーっと恋愛対象として意識してきたのよ。でもまさか、本当にこんな風に達樹と結ばれちゃうなんて、思いもしなかったなぁ……」
 姉ちゃんがこんな風にと言いながら、結合部に指を伸ばして、クチュリと2人の粘膜を撫でた。
「うぅっ、そんな所、撫でたら……」
「ふふ、気持ちイイ? 私もね、今の何だか、すっごく気持ち良かった……。ほら見て、達樹の腿もお腹もビチョビチョになるくらい、溢れちゃってるの……」
 まくりあげられた黒スカートの中で、白い姉ちゃんの肌が艶めかしく光っている。
 赤く潤んで俺をガップリと咥えこむ結合部もイヤらしいけれど、ビチョビチョに溢れてしとどに俺の肌を濡らす淫液のぬめりもとてもイヤらしい光景だった。
「うわ……すげぇ、ヤラシイ眺め……」
「私からじゃ見えないから、どうなってるか教えて、達樹……」
「姉ちゃんの毛がエッチな汁で陰唇に張り付いてて、そこが俺を咥えこんでるんだけど、開いたスリットの上の方でクリトリスが膨らんでてさ、ツンってつついたら弾けそうなくらい勃起してるんだよ。どこもかしこも姉ちゃんの愛液でぬめってて、俺のほとんど根元まで飲み込んでるアソコも、すげぇ、トロトロなんだ」
「はぁ、私のオマンコ、そんなにエッチになってるんだ……んひぃぃ、だめぇ、達樹……そんなに開いたら、もっと奥まで入っちゃうよぉぉ……」
 あともう少し頑張れば、根元まで姉ちゃんに受け入れてもらえそうで、結合部に手を伸ばし、淫液でぬめる淫唇を左右に割り開いてみる。
 すると姉ちゃんの腰が更に落ちてきて、子宮に当たっているチンポの先がもっと深く肉に包まれた。
「もっと俺に近づいてよ、姉ちゃん」
 セーラー服の中に手を突っ込み、姉ちゃんの乳房をキュッと掴んでもっと下においでと肉体を引き寄せる。
「あぎゅっ、深いぃぃ……ダメぇ、はぁ、はぁ……あひぃぃ……これじゃ、私、動けないよぉぉ……」
 根元まで俺を受け入れた姉ちゃんは腰を上げる事が出来なくなってしまったみたいで、乳房を揉まれる刺激に可愛い声をあげて身悶えていた。
「じゃあ、俺が動いてあげる」
 下からグイっと腰を持ち上げ、姉ちゃんの蜜壷を突きあげれば、大量の愛液がグチュグチュと溢れだす。
 蕩けた膣肉は昨日のロリ体型の姉ちゃん時よりもずっと柔らかくて深くまで貫けた。でもそれは決して緩いのじゃなくて、俺を受け入れる柔軟性が増したというか、懐が広くなったというか、とにかく包み込む肉襞の心地良さが堪らない。
「ぁああっ、凄いぃぃ、達樹のオチンチン、イッパイ、暴れて……んんぁぁっ、イイのぉぉぉ……気持ちイイのぉぉぉ……」
「はぁ、すげぇ、姉ちゃんの肉が俺のチンポ、締め付けてきて……」
 肉体は動けなくても膣は動くようで、襞がチンポをしごくように蠢き、俺の快感をより強く後押ししてきた。
「ぁあっ、ひぅぅぅ……ねえぇ、イキそう……達樹、私、んくぅぅ、もぉ、イキそうだよぉぉ……」
 俺に揺さぶられている姉ちゃんが、胸に手をつき、今にも崩れ落ちそうな肉体で限界を訴えてくる。
「俺も、もう出そうだ……」
 イキそうに感じているのは俺も同じで、わななく膣に今にも全てをぶちまけてしまいそうだった。
「一緒に、達樹も、一緒にイッて……私、もぉイッちゃうから、一緒にビュクビュク、精子、マンコに出して欲しいよぉぉ……」
 姉ちゃんは最後の気力を振り絞るように、胸についた手を中心に肉体をひねり、一緒に高まろうとギュウギュウと腰を押しつけてくる。
「ああ、一緒にイッてやる……」
 俺のチンポが震えたのと、姉ちゃんの肉体がビクンと跳ねて硬直したのは、本当にほぼ同時だった。
「あぁああっ、イクぅぅぅ……あひぃぃぃ、イキマンコに精液、ぶちまけられてるぅぅぅ……やぁあっ、イッちゃうぅぅぅ、イッてるのに、もっとイッちゃうのぉぉぉ……!!」
 俺の上で姉ちゃんが髪を振り乱しながら肉体を震わせ、上塗りされる絶頂感に甲高く叫ぶ。
「うぅぅ、吸われる……姉ちゃんのマンコに俺のチンポ、吸われて、……精液、止まらねぇよぉ……」
 ビクビクとイキ震える膣の中に射精する快感は凄いもので、互いのアクメが混ざり合って2倍どころか2乗されているような凄まじい悦楽を生み出していた。
 精液が止まらなくなるんじゃないかと心配になるほど射精しながら姉ちゃんを下から抱きしめれば、より大きく膣襞がわなないてギュギュッとチンポが締め付けられる。
 それを境にお互いの快感が落ち着いて、長い長いオーガズムにやっと区切りがついたのだった。
「はぁはぁ、はぁはぁ、はふぅぅ……はぁー、すっごく、気持ち良かったぁー……」
「ふひぃぃ……うん、俺もすげぇー、良かったぁ。……あれ? 何か姉ちゃん、フカフカする」
 一緒に激しく絶頂したエッチに満足気な息を吐いた姉ちゃんが、俺の身体にピッタリと倒れこんでくる。
 身体の上に寝転んできた感触が想像よりも柔らかいのに驚いたが、よく見てみれば胸やお尻が随分と育っていた。
「ん? あ、また身体が育ったみたい。制服がパツパツだもん」
「本当だ。これ以上に身体が育ったら破る気なくても制服が破れちゃうかもな」
 姉ちゃんの言うように制服の中で肉体はかなり窮屈そうで、胸の方は今にも生地がはぜてしまいそうである。
「そうだね。じゃ、コスプレごっこはオシマイ。普通にエッチしよ」
「了解。じゃあ、脱がしちゃうぞ」
「うん、脱がせて、達樹……」
 服を脱がせるのに妙に興奮して、ソファーに押し倒して抜かずに3回。
 遅めの昼食を食べた後に裸エプロンで洗い物をする姉ちゃんにクンニしてたっぷりとイカせて、キッチンでそのまま後ろから2回。
 気付けば夕方になっていたので慌ててマットレスを取り込み、日光で温かく乾いた寝具の感触に心地良くなりながら何回かして、夜食になりそうな夕食を食べる頃には姉ちゃんの肉体は20代前半まで戻っていた。

   *

 乾いて取り込んだはずの俺のマットレスはまたしても大変な目に遭ってしまったので、今夜もまた姉ちゃんのベッドで一緒に寝る。
「ねえ、達樹。私の身体、明日の朝はまだかろうじて20くらいかな? それともまた10代まで戻るかな? まさか急に幼稚園児みたいに縮んだりしないよね?」
 部屋の明かりを消してあるのでほとんど暗闇だが、これだけ近いと姉ちゃんがちょっと不安そうにしている顔が見えていた。
「さすが幼稚園児はないと思うけどな。だって、半日で5〜10若返るって言ってたんだから、寝て起きるくらいの時間で20も若返ったりしないと思うしさ。まあでも、それなりに朝に若返っちゃったとしても、中和剤が夜までには届いてちゃんと元に戻れるだろうし、そんなに若返りすぎる事を気にしなくても大丈夫なんじゃないかな?」
「そっか……。明日には中和剤が届くんだったね。それじゃあ、達樹とエッチするのも明日までになるのかぁ……」
「え、明日までなのか!? 姉ちゃんってば俺のプロポーズに宜しくお願いしますって返事したくせに終わりにするつもりかよっ!?」
 姉ちゃんが溜息を混じらせそうな声で呟いたのに驚き、思わずベッドの上で半身を起こす。
「……でも、私、明日には30歳だよ。達樹は年上好きでオカズに使ってたのも姉モノだったかもしれないけど、画面や紙面越しに見るのと実際じゃ違うから、本当の私を見たらきっと幻滅すると思うんだもの……」
「そりゃあ画面や紙面越しと実際は違うよ。見たり聞いたりはDVDや本とかネットでも出来るけど、姉ちゃんの匂いとか、姉ちゃんの肌触りとか、姉ちゃんの味とか、そういうのは本当に抱けないと分からない事だし、もっと興奮する事はあっても、幻滅なんて絶対にないからな!」
 匂いや肌触りは普段のスキンシップでも多少は感じられるけれど、姉ちゃんの味というのはディープキスやクンニなんて体験で初めて味わえたものだ。
 あれはとっても甘くて、熱くて、蕩けそうな幸せな味がして、いくらでも求めたくなる危険なくらいに美味しいものである。
 特にクンニで知った姉ちゃんの味は格別で、恥ずかしがりながらよがる反応も相まって一日中だって味わわせてもらいたいくらいに姉のオマンコに嵌まっていた。だけど、それは残念ながらしばらくオアズケである。
 だって、執拗に姉ちゃんをクンニしていたら愛液に滲み出ていた薬のせいか、俺まで若返ってしまって大変だったのだ。射精をしたら戻ったが、二人して若返るのは危険だからと、薬の効果が消えるまで姉ちゃんからはキツくクンニリングス禁止を言い渡されている。
「そうは言うけど、お店でも常連さんやスタッフから昔と比べて老けたとか言われるのよ。若い子好みのお客さんから熟女好きのお客さんにシフトしちゃったりしてるし、私自身も随分と年を取ったなって思ってるもの」
「年を取っても若くても、姉ちゃんは姉ちゃんで、俺は姉ちゃんが好きなんだ! これからずっと年を重ねていっても一生、姉ちゃんの事が俺は絶対に好きだし、きっといつだって手を繋いだり、キスしたり、抱きたいと思うに決まってるよ!!」
「一生好きで、だから手を繋いで、キスして、セックスする……。うん、そういうの凄く素敵。ふふ、ねえ、達樹。ずーっと、私と、恋人同士みたいに傍にいてくれる?」
 暗闇の中だったけど姉ちゃんを真っ直ぐに見つめて訴えれば、小首を傾げた姉ちゃんが楽しそうに笑うのが分かった。
「恋人同士みたいじゃなくて、恋人同士じゃないの?」
「みたいでイイの。だって、達樹は私にプロポーズしてくれたじゃない。だから、恋人同士みたいにラブラブな夫婦になるの」
 また何かネガティブな事を考えて『恋人同士みたい』とか言ったのかと思ったけれど、ちゃんとあのプロポーズを受け入れてくれたからの言葉だと知って、胸に熱い嬉しさがこみあげる。
「そっか、そうだな。じゃあ、ずっと、恋人同士みたいにイチャイチャ出来る夫婦になろうな」
 『夫婦になる』って言葉が嬉しくて、抱きしめておでこや頬にキスして、俺の幸せの気持ちを姉ちゃんに出来る限り伝えようとした。
「ん……。達樹、今夜はここまで。もう、眠いしさ。それにこのベッドまで使えなくしちゃマズイでしょ」
 何だか段々興奮してきてこのままエッチにもつれこんでしまおうかと考えながら首筋にも唇を当てた瞬間、姉ちゃんの手が俺の顔をグッと押しのける。
「分かりました、スイマセン……。じゃあ、おやすみ、姉ちゃん」
 もう、かなり眠いらしい姉ちゃんの目がちょっと据わってきているのが分かって、俺は大人しく眠る事にした。
「うん、おやすみなさい……」
 柔らかくて温かい女性らしい姉ちゃんの手が、骨の目立つ俺の手を優しく握ってくる。
 手を握られるのはかなり心地良いし、肉体が随分と疲れていたのも手伝って、俺は簡単に眠りの世界へ誘われてしまった。



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